デジタル漫画は線を描いて色を塗れば完成です。
たったこれだけのことですが、我流で描くと結構苦労します。
デジタル漫画は効率よく描くための手順が決まっています。
ですから、その通りに描けばとても描きやすいんですよ。
それでは、その手順を解説していきますね。
最初に漫画を描く手順をざっと見ていきましょう
今回はデジタル1コマ漫画を描いていきます。
アナログにしろ、デジタルにしろ漫画は必ずコマ割りをして何ページも描くものと思われていますが、1コマの絵にセリフが入れば立派な漫画です。
初心者のうちは、デジタル1コマ漫画を描くことをおすすめします。
すぐに完成するのでモチベーションが高まりますね。
しかも、たった1コマにオチまでついていれば、見る人を楽しませることができます。
ちなみにこれからご紹介する私の漫画にはオチはありません。
すいません・・・
それでは、手順を確認していきましょう。
①キャンバスを作成する
②レイヤーを作成する
③下書きをする
④下書きを清書する
⑤色を塗る・効果をつける
⑥セリフを入れる
それでは、一つひとつ手順を説明していきますね。
キャンバスを作成する
1コマ漫画なので正方形のキャンバスをおすすめします。
正方形はインスタに投稿する時にも適してます。
ちなみに、WEBに投稿するサイズより、少し大きめのキャンバスに描いて縮小した方が線が綺麗なんですよ。
それに、少し大きめのキャンバスの方が描きやすいんですよね。
レイヤーを作成する
デジタル漫画の基本なのですが、役割ごとのレイヤーを作成します。
そうすることで、デジタル漫画を描きやすくなりますし、修正するときも簡単です。
レイヤーの構成は人それぞれですが、私の経験上、この構成をお勧めします。

そして完成したら、最下層の「下書き用レイヤー」を非表示にします。
それでは、下書きからやっていきましょう。
下書きをする
下書きは鉛筆ツールを使います。
プロの漫画家の方は雑に描く場合が多いようです。彼らは絵を描く技術が高いので、それでもいいのですね。
我々初心者は、清書をしやすくするためにある程度正確に描くことをおすすめします。
綺麗に描く必要はありませんが、下の例ぐらいの正確さは欲しいところです。

画力が身に付く最初の1年間は2〜3頭身キャラを描くことをお勧めします。多少デッサンが狂っていても目立たず自身のモチベーションが下がらないという効果がありますよ。
下書きを清書する
次は下書をGペンツールを使って清書します。
それでは描いていきましょう。
やることは簡単で「下書きの線を上からなぞる」だけです。
そんな単純な作業ですが、いくつかポイントがありますのでご紹介します。
後で色が塗りやすいように線はつなげる
はみ出した線は色を塗る前に消しゴムで消しておく(色を塗った後に線を消すと、そこが塗り漏れとなる)
慣れてくると下書き通りになぞらなくていい(絵に勢いが出る)
長い線は一気に書かない。短い線をつなげるように描く(慣れてくると一気に描ける)

綺麗な線が引けないと言う方むけに、綺麗に線が引ける方法を下の記事で紹介しています。
色を塗る
次に色を塗っていきます。「塗りつぶし」ツールを使うことで一瞬で色を塗ることができます。
注意点としては「線が繋がっていないと」色が余計な箇所まで塗られてしまいますので、線はきっちりとつなげるようにしましょう。それでは、色を塗るときのポイントをご紹介します。
塗り残しに注意
鋭角になっている先端は塗り残されている可能性が高い

絵に立体感をつける
立体感といっても3Dにするわけではありません。
影を塗るだけなんです。
でも、これだけでも立体感を出すことはできるんですよ!
影塗りのポイントは次のようなものです。
内側に影を塗る
下側に影を塗る
悩むぐらいなら、だいたい内側、だいたい下側で構いません。
影を塗るときによく言われるのは、光源を意識してと言うものがあります。最初のうちは、いろいろ考えると嫌になるのでやめましょう。上のポイントを実行するだけでも立体感は生まれます。

セリフを入れる
イラストだと不要ですが、アナログだろうが、デジタルだろうが漫画にはセリフは必須です。デジタルだと簡単にセリフを入れたりできます。

以上となりますが、漫画を描く手順は理解できましたでしょうか?
まとめ
ざっとデジタル漫画を描く手順を紹介させていただきました。
デジタル漫画の描き方は沢山あって、どれが初心者に合っているのか解りずらいですよね。
私はこれまで、多くの情報に振り回され右往左往しました。
これからデジタル漫画を描く方や、再挑戦でデジタル漫画の描き方を忘れてしまった方むけに具体的な方法を示した記事も本文中で紹介しました。
合わせて見ていただき楽しいデジタル漫画ライフを始めるきっかけになれば幸いです。
それでは、最後まで読んでいただき有難うございました。