ランニングを始めたきっかけは太り過ぎの改善。当時80キロを超えていた私はすぐに息が切れ仕事にも支障をきたすことが多くなったため、ランニングを始めました。初めて走った皇居では2キロ地点でギブ。残り3キロを歩く羽目に。後ろからくる高速ランナーの舌打ちにも耐え、なんとかスタート地点に戻ってきました。吐くことはしませんでしたが、もう懲り懲りだと思いました。
でも、そのあと着替えて、帰宅途中の電車の中で
「仕事帰りに走っている俺っていいんじゃない」
ってなんとなく思ったことを今でも覚えています。走った直後は気持ち悪かったけど、少しすると充実感に変わっていましたし
「せっかくシューズも買ったことだし、もうちょっと続けてみるか」
と前向きな気持ちになっていました。今思えばこれもランニング効果だったのかもしれません。
ただし、体重を減らすという目標はやめました。この程度走ったぐらいでは痩せないことをこれまでの経験でわかっていたからです。
「とにかく走ることを楽しもう」
そんな気持ちでした。
Contents
ランニング継続のコツ
ランニングは1年で約7割の人が辞めていくと言われています。せっかく始めたランニングなのでずっと続けていきたいですよね。
ランニングが続けられる人
無理のないペースで走っている
無理なく少しずつ距離をのばしている
無理なダイエットをせず楽しく走ってそのうち痩せればいいと考えている
休足日を設けながら無理なく続けている
ランニングを楽しんでいる
ランニングが続けられない人
早く痩せたいのでゼエゼエするペースで走った
早く痩せたいのでダイエットをしながらランニングをしたらふらついて走るのが嫌になった
早く痩せたいので毎日走り続けた
痩せるためだけにランニングをしていた
ランニングを楽しもう
ランニングシューズを買おう!
まずはこれですね!おしゃれなデザインや高性能なものなど、様々な種類のランニングシューズが販売されています。
初級者用を買おう
特徴はかかとが厚く、特に膝の負担を軽減してくれます。ただし、初心者のうちから沢山走りすぎてしまっては膝が痛くなってしまいますので注意してください。
サイズは重要
サイズ計測は基本的にショップの方に任せておけば良いと思いますが、計測は座って測るのではなく、立って計りましょう。全体重が足に乗るとサイズが若干長くなります。
シューズは足のサイズと同じサイズを買うべきだという話もありますが、多くのショップは+1cmのサイズを推奨しています。実は足のサイズと同じサイズのランニングシューズを買ったことがあるのですが、速攻で足の爪が真っ黒になってしまいました。+1cmの靴をお勧めします。
見極め
ランニングシューズの前後を両手で持って折り曲げてください。これで、折り曲がるようなランニングシューズは買ってはいけません。こういうシューズは上級者向け、もしくはランニングシューズではありません。力を加えても常に一直線になっているランニングシューズを選んでください。
ウェアを選ぼう!
トップス
普通のTシャツでいいや、ということでトップスに気を使う方が少ないように思います。しかし体の中で主に汗を描くのは上半身ですから、トップスの素材は重要です。汗が生地に吸収されて、そのままジメジメしていたら嫌ですよね。
おすすめは、汗を吸収して、すぐに乾燥して常にさらっとしているポリエステル製のものを着用しましょう。よく見ると、ポリエステル+綿のものがあります。これだとサラッと感がありません。
また、ポリエステル100%だとしても、折り方の違いでサラッと感が違います。なるべく、衣料品店などで買わず、ランニングショップで購入しましょう。サラッと感が全然違います。
ボトムス
種類はパンツ、タイツ、スカートがあります。素材はタイツを履くのであまり関係ありませんが、トップスと同じポリエステル製がおすすめです。タイツの場合は正しいサイズを選んでいない場合、走っている最中にだんだんと脱げてきます。注意してください。
タイツは通気性が良いものを選べば夏も履けますし、冬は防寒の役割も果たしてくれます。
キャップ
防寒・脱水防止・日焼け防止などオールシーズンで役に立つ必須アイテムです。積極的にかぶるようにしましょう。
GPSウォッチを買おう!
モチベーション維持のため絶対おすすめです!自分が走ったルートや走った速度や心拍数などがリアルタイムに計測されます。ガーミンというメーカーが有名です。EPSON製のGPSウォッチも使ったことがありますが、機能は充実しているものの、かゆいところに手が届かない感がありました。後発メーカーの弱みですかね。
今、私が愛用しているのは、GARMIN ForeAthlete 235Jです。
走る準備をしよう
走りたい気持ちを少し沈めてもらい、後で「しまった!」とならないように準備をしましょう。
脱水防止
特に暖かい日は脱水のリスクに備えなければなりません。必ずウエストポーチなどでペットボトルを携帯しましょう。それから帽子もかぶった方が良いでしょう。
日焼け防止
日焼けどめは必ず塗るようにしましょう。私はその辺りをいい加減にしていたのでシミが結構できました。必ず効果の高いものを使いましょう。
コース選び
コースの途中にトイレやコンビニがあることを確認しておきましょう。そして、最初は家の周りを走るようにしましょう。何かあったとき、すぐに家に戻れるようにしましょう。間違っても、「マイナスイオンを浴びるぞー」とかいって山に突入していうのはやめましょう。
天候
最初は雨が振っている日は避けましょう。また、雲が真っ黒な場合は落雷の危険があります。たまにランニング中に落雷で死亡なんて事故もあったりしますので雨が降っていなくても注意しましょう。
それから、雨上がりも注意が必要です。雨上がりにはハチが殺気立っていますので刺される危険があります。奴らは目を狙ってきますのでサングラスや帽子を深くかぶって走りましょう。できれば場所によっては雨上がりのランニングは避けたほうがいいかもしれません。
私は2度ハチに襲われ、1度刺されたことがあります。しかもまぶたでしたので、危うく失明するところでした。お気をつけください。襲われた場所は川べりの土手でした。
こういうところにはハチが多いのかもしれません。
あとは走るだけ
走るフォームは重要ですが、初心者のうちから意識すると余計に怪我のリスクが高まります。最初はゆっくり、気持ちよく、自由に走りましょう。息が上がるような走り方はNGです。心拍数が上昇しない程度で走りましょう。
ますはストレッチ
走り始める前には入念にストレッチをしましょう。ランニングにストレッチは不要なんて記事がありますが、初心者の方は真に受けてはいけません。かならずストレッチは行ってください。
かかと着地だけはやめよう
初心者がゆっくり走ると、かかと着地になってしまいます。かかと着地は怪我の元です。かかとからドスンドスンと着地する走り方は絶対にやめましょう。
走り終わったら
どうですか、楽しく走れましたか?楽しいことが重要です。心拍数が上昇すれば必然的に辛くなります。楽しいと思える状態で走りましょう。続けていくことで、自然に「追い込むことが楽しい!」と思えるようになります。
走り終わった後のケア
アイシングなどは手軽に出来ませんし、痛くもないのにする必要はありません。それよりもストレッチを入念に行った方がいいです。私は面倒くさがり屋なのでストレッチをしない時期がありました。すると、やっぱり膝が痛くなり完治するのに時間がかかりました。
シャワー時の工夫
これは以前テレビで川内選手が紹介していたやり方なんですが、シャワーの水とお湯を交互に膝にかけるそうです。それを何回か繰り返すとのこと。
私も欠かさずやっていますが、疲労物質が流されるイメージで膝も痛くなることがありません。これからも続けていこうと思います。
もっと手軽に走りたい
もっと手軽に走りたいならトレッドミル(ルームランナー)を使うって手もあります。以前は低性能で高価というイメージのトレッドミルですが最近は高性能で低価格になってきています。
トレッドミルで走るメリットは沢山あります。
途中でトイレを気にしなくて良い
途中で飲食が自由に取れる
雨の日、暑い日、寒い日でも快適に走れる
動画やテレビを見ながら走れる
他の人と一緒に走れる
交通事故にあわない
音楽ガンガンでも安全
最後の「他の人と一緒に走れる」の補足をしたいと思います。ZWIFTという無料アプリを使えばバーチャルな空間を世界中の人と一緒に走ることができます。次のサイトを参考にしてください。ちなみに私はMAXレベルの21まで到達してしまったので、ちょっと目的を見失っています。レベルが上がるごとにウェアなどがもらえるのでテンションが上がりますよ!
下の画像はみんなで10キロ走行イベントを走った時のスクショです。スタートを待っているシーンです。あと5分20秒後に始まろうとしています。左上には私の心拍数が表示されています。まだ始まってもいないのに結構高めですね。緊張しているのかもしれません。

右上に参加者の人数が表示されています。この時点では42人が参加していますが、まだ5分前でしたので、もっと集まったと記憶しています。
ちなみに、手前の緑色のシャツを着ているのが私です。彼らはFacebookグループに参加しているメンバーです。Facebookでは活発に情報交換が行われています。
ちなみに、走るコースはあらかじめ決まっています。今回はWATPIAという仮想の島ですが、ニューヨークやロンドンなどもあります。残念ながらまだ日本のコースはまだありません。
終わりに
さて、私の体重ですが、楽しみながら無理なくランニングを続けた結果、1年後には65kgまで減少しました。
ランニングで痩せようと思ったら、それなりの距離を走る必要があります。これを好きでもないのに続けられるわけがありません。焦らず無理なく、ランニングをすることで、ランニングの良さがわかるようになり、きっと好きになると思います。
そうなれば、知らず知らずのうちに体重は減っていくでしょう。
最後まで読んでいただき、有難うございました。