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東出昌大復帰でWinny事件が映画化される!あらすじやキャストやWinnyの今は?

東出昌大さんが復帰してWinnyという映画の主演を務めることとなりました。

放映開始は2023/3/10です。

東出昌大さんといえば、筆者の中ではコンフィデンスマンJPのぼくちゃん。とっても素朴で明るいキャラでしたが、今回はかなり重い役柄を演じます。

Winnyはパソコン同士でファイルをやり取りできる画期的なツールでしたが、製作者の意図に反し、漫画や映画コンテンツ等を違法にやり取りするツールとして普及されてしまったため、なんと開発者である金子勇さんが逮捕されてしまいました。

違法行為は一切行なっていないにも関わらずです。

こんな「殺人に使われた包丁を作った職人が逮捕されてしまう」というようなとんでもない冤罪事件が映画化されます。

今回はこんな興味深い映画のあらすじやキャストをご紹介します。

Winnyのキャストを紹介

東出昌大さんと三浦貴大さんのダブル主演作品です。

Winny開発者・金子勇 役:東出昌大

夭折の天才プログラマー金子勇。生前の彼を知る方で、彼の人間性を悪く言う人は誰一人いませんでした。恨言を言わず、他人を罵る言葉を持ち合わせていなかったそうです。彼は子供のように、あるいは求道者のように、ただただプログラミングと言う名の宇宙に没入し、地平面の更に奥にあるかも知れない地点を目指したのだと思います。無謀にも金子勇さんになろうと役作りの準備をするにあたり、壇先生やご家族の皆様、多くの弁護士の先生方に多大なる御協力を頂きました。改めて御礼申し上げます。金子勇の生きた証を、劇場でご覧頂けましたら幸いです。

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今回の役作りのために18キロも体重を増やされたそうです。

こういったエピソードを聞くたびに役者さんの凄さを感じます。

筆者は簡単に18キロぐらいふやせますけどね

サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光 役:三浦貴大

私自身、当時関心を持っていた出来事でした。報道では知ることのなかった、金子さんの人間性、当時のやりとり。そのひとつひとつに、引き込まれる脚本でした。実際の出来事を、物語として演じると言うのは大変難しいことです。壇さんの思いを大切にしながら、ある意味、役者として客観性を保つことも大切にし、法廷のシーンなどは、壇さんにお話を聞きつつ、できる限りリアルなものにしていきました。現場では、東出さんは、役柄への集中力が素晴らしく、壇さんからもお墨付きをもらうほどの金子さんを作り上げていました。松本監督は、最後まで粘り強く、ワンシーンずつ少しでも良くしようという情熱に溢れた方でした。Winnyの件を知っている方も、全く知らなかった方もいると思います。この映画は、様々な目線で見る事ができる作品です。それぞれの目線で楽しんでいただければ嬉しいです。

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警察内部の腐敗を暴く仙波敏郎 役:吉岡秀隆

実際にいらっしゃった、組織に屈しない警官の役は難しかったですが、松本監督はじめ若いスタッフやベテランスタッフと映画の力を信じることで作り上げることができたと思っています。東出くん、三浦くんが素晴らしい。とても勉強になりました。

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金子逮捕の陣頭指揮をとる北村文哉 役:渡辺いっけい

逮捕のシーンでは金子氏を演じる東出君の無防備な佇まいが実にリアルで、逮捕する側の僕が「不当逮捕の怖さ」を肌で感じてしまいました。法廷のシーンでは吹越君演じる秋田弁護士とのス リリングなやり取りが忘れられません。金子氏がプログラミングに夢中になるその姿はエンタメの世界に身を投じる人間にとって深く深く共鳴できる部分です。だからこそ撮影現場には「真実を伝えよう」という強い思いが常に溢れていた気がします。

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金子勇姉 役:吉田羊

今や世界中で利用される技術を日本人が先駆けて開発していた。それが成熟し実用化される未来が何故消えたのか。この映画を一人でも多くの方に観て頂くことが、今後産まれくる新たな才能を守る後押しになる気がしてなりません。

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壇弁護士らに共鳴し彼らを助ける敏腕弁護士 秋田真志 役:吹越満

法律の知識なんてないのに専門用語の嵐。しかも、長ーい裁判シーンがある。そんな弁護士の役を受けちゃって苦労した俳優はたくさんいるんでないだろうか。僕も過去に何度か。しかーし、今回は違いました。もちろん苦労はありましたが、気持ちよかっっった!のです。この映画は、実話を元にしています。シーン74の証人尋問も、実際の裁判記録を元に構成しています。なのに、まるで映画の台本みたいな流れでした、笑。僕の演じた弁護士秋田真志さんがどれだけ優秀で魅力的な弁護士なのかが分かります。実際の裁判は、舞台の様だったのではないかと想像できます。(僕の演技がうまくいったのかは、おいといて、汗笑)。京都弁は大変でしたが、頂いた役が秋田真志さんでよかったです。笑。撮影前に読んだ秋田さんの『実践!刑事証人尋問技術 PART2』は、普段の生活の中でのちょっとした言い争いや口喧嘩の場面に遭遇したときなどのために読んでおいてもいいかも、と思いました。

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金子勇氏のプロフィール

栃木県下都賀郡都賀町で生まれた金子少年は小学生のころからプログラムに興味をもち、そのまま茨城大学工学部情報工学科に進学。

その後、博士号の取得を経て東京大学助手となる。

ちょうどそのころ2ちゃんねるにWinnyを公開しました。

ファイル共有ソフトはすでにWinMXが普及していましたが、金子氏は、WinMXの次を行くソフトということでWinnyと命名しました。

アルファベットで、MとXの次はNとYですね。

ただ、WinMXは匿名性が低いため、匿名性の高いソフトの出現が待ち望まれていました。

そこで金子氏が2ちゃんねるでWinny開発の決意表明を行いました。

ちなみに、その書き込み番号が47番だったことで、金子氏は47氏と呼ばれていました。

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Winny事件のあらすじ

「金子さん、戦うしかないですよ」この言葉で始まる本映画はどのようなあらすじなのでしょうか。

それでは事件を振り返ってみたいと思います。

すでに存在していた外国製のファイル共有ソフトWinMXは匿名性が低いため、匿名性が高い新しいソフトの出現をまっていました。

高度な技術を持っていた金子氏のエンジニア魂に火がついたのか、2ちゃんねる上で次のように宣言しています。

そして宣言通りに完成し、多くのユーザに支持されました。

しかし、Winnyを使った著作権侵害行為はあとをたたず、2003年には著作権侵害容疑で男性2名が逮捕されました。

ところで、匿名性が高いソフトであるにもかかわらず、なぜ犯人を特定できたのか?

それは、金子氏が捜査協力をしていたからです。

そう、最初金子氏は容疑者ではありませんでした。

著作権違反が行われたPCの特定方法

WinnyにはBBS(掲示板)機能があり、容疑者はここに海賊版コンテンツの共有予定日を書き込んでいました。

県警はあらかじめ容疑者PCのIPアドレスを特定した上で県警のPCのファイアウォール設定を変更し容疑者のPCからの通信だけが受信できるようにしましました。

その後、海賊版コンテンツの共有予告時間とともに当該コンテンツが県警のPCに流れ込んできたため、犯人と特定できたと言うわけです。

その後、2004年の3月に京都府警の交番PCにインストールしていたWinnyにAntinnyというウイルスが感染し捜査資料が漏洩してしまいました。

警察も業務でWinnyを使っていた?

あまりにタイミングが良すぎたため、このウイルスも金子氏が作成し京都府警を狙ったものだろうとの疑念を生じさせました。

その後すぐに金子氏は逮捕されます。

京都府警が意地になって金子氏を悪者扱いしたのも、上記の流出問題によりメンツをつぶされたと感じたからでしょう。

金子氏の弁護団は次の声明文を出しました。

弁護団の声明文

本日,金子勇に対する,著作権法違反幇助容疑による逮捕及び勾留について,弁護団は,京都府警の強引なやり方に憤りを禁じ得ないものであります。

 平成16年5月10日の金子勇に対する突然の逮捕は,Winnyというソフトがあたかも著作権違反をするための道具であり,Winnyの開発や頒布が著作権の幇助で有るという誤った理解の元に逮捕に至ったものであります。

 しかしながら,Winnyは,P2P型ファイル交換ソフトであり,特定のサーバに負担をかけることなく効率良くファイルを共有化するために開発されており,今後のネットワーク化社会にとって非常に有用なシステムであります。

また,ファイル交換システムは,広く用いられており,これらのソフトが違法視されたことはありません。アメリカでは適法とされた裁判例もあります。

 金子勇は,Winnyを技術的検証として作成したにすぎず,このソフトを悪用したものを幇助したとして罪に問われることは,明らかに警察権力の不当行使であります。

 今回の逮捕・勾留がクリエーターの研究活動に与える萎縮的効果は計り知れず,今後の日本におけるソフトウェアー開発環境を揺るがせるものですらあります。

われわれ弁護団は,本件の不当逮捕・勾留に対し力を尽くして弁護活動をしていく所存です。

以上

金子氏は終始、警察の調査に対して協力的でしたが、ウイルスの件もあり、警察は金子氏のことを信用していませんでした。

協力的に接すれば接するほど、あやしいと感じていたのではないでしょうか。

金子氏は、著作権を侵害する行為にWinnyを使用しないように2ちゃんねる上でも警告していました。

弁護士団は証拠として膨大な2ちゃんねるのログを裁判の際に提出していましたが、「本人の書き込みかわからない」という理由で不採用となっています。

2006年3月には当時の内閣官房長官だった故安倍晋三氏が、「情報漏洩を防ぐ最も確実な対策は、Winnyを使わないこと」と呼びかけた。

このことが裁判にも影響したのか、同年12月の一審判決は有罪となっってしまいました。

これから人を殺しに行く人に包丁をわたせば、ほう助罪が成立する。

よって、著作権侵害に使われるとわかっていてWinnyを開発したと認定されました。

判決がでたあとすぐに金子氏は控訴しました。

また検察も罰金150万円は刑が軽すぎるとして控訴しました。

ここで、ITに詳しい弁護士団は粘りをみせて見事無罪判決を勝ち取りました。

しかし、すでに逮捕から7年が経過していました。

判決

大阪高等裁判所は2009年10月8日、1審判決を覆して無罪の判断を示した。1審が示した判断基準について「どの程度の利用状況ならばほう助になるか、判然としない」と退けた。

ほう助罪が成立する要件として「著作権侵害に使われることを認識していただけでは足りず、侵害行為をするようにインターネット上で勧めてソフトウエアを提供する場合にほう助が成り立つ」とした。

Winnyの提供だけではほう助には当たらないとした。

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Winnyにとって不幸な出来事

革新的なWinnyは利用がどんどん拡大し一躍有名なソフトウェアとなっていきました。

ところがこれに水をさしたのが暴露系Youtuberのガ●シー氏ウイルスAntinnyの出現でした。

Winnyはファイルを共有するだけではなく、共有しないでプライベートで利用することもできたのですが、Antinnyがどんどん非公開ファイルを公開してしまい、漏洩問題が起きていました。

しかし、Winnyの仕組み上、公開されてしまったファイルを削除することが難しく、恥ずかしい写真や企業の機密情報が削除できずに社会的な大問題となっていました。

また、悪のソフトの代名詞みたいな誤った報道が加熱し、開発者の金子氏は裏でいろいろ儲かってるんだろうなという誤った憶測をよんだりしました。

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結構起きているIT関連の冤罪事件

そのうちの一つをご紹介します。

犯人が腕試しのためセキュリティの弱いパソコンを遠隔操作し、横浜市が管轄するホームページに設置されている投稿フォームから小学校の襲撃予告を書き込んだ事件です。

このとき遠隔操作に利用されたパソコンの所有者であった未成年の男性が逮捕されました。

最終的には、同様の手口で8件の犯罪を犯した犯人は逮捕されました。

腕試しのために自らがプログラムを作成し犯行に及んだそうです。

判決は執行猶予なしの懲役8年。しっかりと罪を償ってほしいと思います。

誤認逮捕された少年の父親は次のように語っています。

誤認逮捕発覚後の対応についても、「警察の署長と検察の中間管理職が一度、謝りに来ただけ。形だけだった」とし、裁判所は「謝罪にも来ない。どんなに誤った判断を下しても(裁判所の立場は)守られている」と憤る。

カナコロ

テクノロジー系を捜査することはとても難しいと思います。

警察・検察にはもっと頑張っていただき、さらに高度な専門組織を作ってほしいと願うばかりです。

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Winny開発者の金子氏とWinnyのその後は?

Winnyの利用者は全盛期では50万人とも言われていましたが、その後利用者は減少していき2018年に4万人でしたから今ではさらに利用者は減っているものと思われます。

利用者減少の理由
  • 映画やドラマなどの配信サービスが充実してきた
  • パソコンを利用しない人が増えた
  • 著作権侵害で逮捕者が出るたびに減少
  • 著作権法が改正されアップロードした人のみならず視聴した人も罰せられるようになった

金子氏は無罪判決から2年もたたないうちに2013年7月6日、急性心筋梗塞でこの世を去りました。

長期に及ぶ取り調べのストレスが引き金となった可能性はないでしょうか。

残念でありません。

映画公開に関する世間の反応は?

復帰した東出さんへ期待する声もありました。

https://twitter.com/PZPZABC/status/1605778939569475586?s=20&t=bi6Ab0AuG7ORlqoAWqX9aw

まとめ【東出昌大復帰でWinny事件が映画化される!あらすじやキャストやWinnyの今は?】

ネットワーク技術に大きく貢献し、ビットコインで使われるブロックチェーンの基礎となったとも言われている技術を開発し、もし今も生きて活躍していれば、今のネットワーク社会は違ったものになっていたかもしれません。

今後、このような悲しい冤罪事件が繰り返されないよう、この事件は風化させてはいけないと考えます。

当時を知っている人も、知らない人も是非映画館に足を運んでみてください。

もちろん筆者もかならず行きます。

東出さんの演技にも期待しています。

それでは、最後まで読んでいただき有難うございました。

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